今回はさいたま市民医療センター内科の石川がお送りします!
今年度SPartの若手会は毎月第1木曜日の21時から
■専攻医&研修医の振り返り
■ベテラン&若手指導医のレクチャー
の2本立てでお送りしていきます。オンラインでの勉強会、本当に便利です^^今回の参加人数は16名、専攻医8名、初期研修医3名でした。
家庭医療/総合診療専攻医の学びの場となるだけでなく、埼玉県内の横の繋がりができることで今後のキャリアプランを相談できたりするのがとっても楽しいです!持つべきは仲間ですね笑
ゆるーく、継続性のある会にしていきたいと思っていますのでぜひ埼玉にゆかりのあるベテランの先生方、研修医の先生、学生さんの参加をお待ちしています!
図1. |
レクチャー 今回は秩父市立病院の総合診療科、加藤寿先生に
「患者中心の医療の方法 PCCM」のレクチャーをしていただきました。医師であれば、図1. にあるような場面はどなたでも一度は経験したことがあるのではないでしょうか?そんな時、解決策の一つになるかもしれないのがこのPCCM(Patient Centered Clinical Method)なんですね。図2. にその全貌が書かれていますがブログにはその一部を紹介したいと思います。
図3. |
石川の個人的な感想
加藤先生の講義の中で一番印象に残ったのは、「健康」とはなんぞや?というお話です。1947年にWHO、世界保健機関が約70年以上も前に健康とは!って定義したわけなんですが、それ以降改訂はないんですね。
「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に
良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない」
みたいな日本語訳なのですが、
例えば肺がんのある方で身寄りがいない孤独な人は健康ではないのか?
完全に良好な状態じゃない人は健康じゃない??難しい問題です。
人それぞれ「生きがい」や「健康観」「価値観」は異なるもので
一概に病気の有無やその重症度で健康かどうかを判断するのは難しい、、
みなさんどう思いますか??という加藤先生の問いは考えさせられました。
次回は6月3日、関越病院の田中先生による「障害とリハビリテーション」のレクチャーです!
乞うご期待^^
文責:さいたま市民医療センター内科 石川輝