2022年1月7日金曜日

【開催報告】 SPart若手勉強会 「医療者自身のケア」 2022.1.6.

 みなさんあけましておめでとうございます!年末はゆっくり過ごせたと思ったら、年始早々日本全国でオミクロン株が猛威を奮っていますね、、今一度自分ができる限りのことをしていきたいと思います。

参加者は、指導医2人、専門医3人、専攻医3人 初期研修医2人、学生1人の11人でした。

レクチャー:「医療者自身のケア」 
狭山厚生病院 田中政任先生


旧家庭医療専門医のルーブリックにはなかった「医療者自身のケア」に関して狭山厚生病院の田中先生に講義していただきました。
早速ルーブリックを見てみると、「ウェルビーイング」について評価、分析、改善させる取り組みに関して議論できている、とあります。実践までは行かずとも議論する段階まで出来ればよさそうですね。では、ウェルビーイングって一体なんでしょうか??

ウェルビーイングといえば、「良い状態」と言い換えることができますが、我々がよく知るのはWHO世界保健機関が提唱している健康の定義ですよね。身体的、精神的、社会的な・・・なんて聞いたことがあると思います。ではチームでのウェルビーイングとはどんなものがあるでしょうか。田中先生から『PERMA』『SPIRE』という頭文字を取ったものを教わりました!身体、精神だけでなく、知性、人間関係、感情のウェルビーイングがあるんですね。現場で困った出来事、境遇に出会った時に初めて問題意識を感じるのかもしれませんね。またウェルビーイングを評価すること、が今後難しいという話で盛り上がりました。質問紙などを用いることが評価の方法としてありそうですね。

症例振り返り
専攻医3年目より1症例の振り返りを行いました。専攻医3年目になるといよいよ専門医に必要なポートフォリオのまとめに入ってくる段階になりますね!今回は一般的な健康問題に対する診療能力という分野で、高齢女性の体重減少に関して鑑別を行い、BPSモデルを使用して精神的な異常に気づくことができた症例でした。大学病院や、市中病院、診療所など様々なセッティングの中での「一般的」な健康問題はそれぞれ違い、その中でどのような能力が発揮できたかがこの分野では求められていると思いました!

今年度SPartの若手勉強会は毎月第1木曜日 20時開始(予定) 

内容 ■専攻医&研修医の振り返り ■ベテラン&若手指導医のレクチャー ゆるーく、継続性のある会にしていきたいと思っていますので、ぜひ埼玉にゆかりのあるベテランの先生方、研修医の先生、学生さんの参加をお待ちしています!

次回開催は2月3日(木)20:00~ (予定)  
次回はレクチャーはなしでざっくばらんにそれぞれの今年度の振り返りと、来年度の抱負をみんなで語っていきたいと思います!!

文責:石川