皆様こんにちは!先月のプライマリケア連合学会の総会は、久々の現地の開催もあって、大盛り上がりでしたね!8月末までオンデマンドがみれますので、まだ登録されていない方は是非!
今回は 指導医3人、専門医3人、専攻医2人、初期研修医2人、学生2人 の9人でした!
今回はポートフォリオの卵の提出はなく、今永先生(湊クリニック)からEBMについてアツく語っていただきました!
皆様、診療で「これ本当にこの治療方針でいいのかなあ?」と疑問に思う事ありませんか?
例えば、心不全の患者さんに塩分制限することは患者さんのQOLを著しく下げます。QOLを著しくさげてまで、その栄養療法をする事が本人にとって望ましい事なのでしょうか?
実は、塩分制限の推奨度はクラス2aで、推奨されていなくはないですが....そんなときに文献を調べて勉強したことをポートフォリオにしてみましょう!
PICOやPECOに落としこむと,,,, P 心不全患者 に I 塩分制限する C しない とした場合、O 死亡率、等 はどうなるか? といったところですね。
上記PICOで調べてみると、いくつかの論文(メタアナリシスが良いようですね!)が見つかり、.....むしろ予後が悪くなるというメタ解析結果の論文もあったようですね!
そうすると、多すぎる塩分(1日15gとか)はまずいですが、それほどでもなければ普通に食べて暮らしてもいいのではないでしょうか?というのも大いに方針になりえますよね?!
エビデンスに基づいた医療(Evidence based medicine EBM)の実践は、科学者としての考え方や患者の希望、実際のエビデンスを組み合わせてなされる事が望ましいとされ、その枠組みを表したのがこちらの図です!
よろしければこちもご参照ください!
本日も盛りだくさんの内容でした!皆様お疲れ様でした!