【開催報告】SPart 若手勉強会「医療倫理・困難事例の対応」 2022.8.4
皆様こんにちは。今回のブログ担当の流行病の影響で、開催から日がたってしまいすみません。。。
(コロナは想像以上につらかったです・・・。)
今回は 指導医2人、専門医2人、専攻医3人、学生2人 の9人でした!
じわじわと引き継ぎの空気を感じつつ、専攻医としては緊張感も!?
そんな今回は、いよいよ専攻医2年目の豊口先生(さいたま市民医療センター)から「医療倫理・困難事例の対応」についてレクチャーしていただきました!
★ポートフォリオエントリー★
18b.倫理的に困難な意思決定を伴う事例のケア
20b.人生の最終段階におけるケア
豊口先生が経験された倫理的に困難な症例をベースに検討していきました。ボリューム盛りだくさんなのでエッセンスだけでもおさらいです!
①「倫理の4分割表」を使ってみよう!
臨床倫理の4分割表ってなんだかとっつきにくいように感じますよね。
これなら理解しやすい!多職種カンファレンスでも使いやすい!
症例にひとつひとつ当てはめて検討していきました。
また、多職種カンファレンスでは、倫理的に妥当かどうか検討する「倫理分析」も重要でした。
このような多職種カンファレンスにおける、医師の大きな役割とは?
②「予後推定」を行う・共有すること
このようにillness trajectoryを用いることで、患者・家族と医療者とのいわゆる「終末期」イメージのギャップを埋めることに役立てられるメリットがある。(しかし、患者家族にとってはショッキングに受け取られる可能性もあり
、使い方には配慮が必要かもしれないとの意見も。)
、使い方には配慮が必要かもしれないとの意見も。)
レクチャーを踏まえて、参加者同士でディスカッションや自分たちの経験について共有しました。
臨床で日々出会う倫理的に困難な事例は、それぞれでの難しさを抱えています。
自己決定が困難な場合の、意思決定支援はどのようにするのか。セッティングによっても判断は異なってくるだろうし、家族の認識と医療者との意見がもしかしたら衝突してしまうこともあるかもしれない。
「正解」はないながらも、患者・家族と医療者との双方向のコミュニケーションが大切であり、多職種間でも繰り返し討論していくこと、そんな中でも医師としての責務を果たすことも重要であると学びました。
非常に盛り上がったディスカッションでしたね!
SPartの若手勉強会は
毎月第1木曜日 20時開始
内容 ■専攻医&研修医の振り返り ■ベテラン&若手指導医のレクチャー ゆるーく、継続性のある会にしていきたいと思っていますので、ぜひ埼玉にゆかりのあるベテランの先生方、研修医の先生、学生さんの参加をお待ちしています!
次回は2022年9月1日 午後20時から
内容は、上半期振り返りを予定しています。
また、
9月4日はSPart全体企画
を予定しています。ビデオレビューについてレクチャーいただく予定です。
詳細は下記をご覧ください。
https://saitamaspart.blogspot.com/2022/07/6spart.html
https://saitamaspart.blogspot.com/2022/07/6spart.html
文責:埼玉協同病院/川口診療所 瀧井未来