寒い時期になりましたがみなさまいかがお過ごしでしょうか。
今回は、家庭医療専門医の石川輝先生(さいたま市民医療センター)から「明日から使える!?思春期診療」と題してレクチャーしていただきました!参加者は、指導医4人、専攻医4人、研修医1人、学生1人 の10人です。
★エントリー
19b.思春期のケア(新・家庭医専門医)
思春期診療に必須なスキルは多岐にわたる。特にコンテクスト/ライフサイクルを意識して行うことが重要で、家族図の作成は必須であることが強調されました!
ただ、介入することが機会として少ないため、逃さないことが重要!ついついやりがちで、だが我々の得意分野である「お節介力」を発揮するところでもあると思います!
「ミッドライフクライシス:大人が迎える第二の思春期」は健診異常・更年期など健康問題が出てくる時期、かつ親の介護や思春期の子供が重なる時期など家庭・職場における役割の変化がある時期でもあり、介入するチャンス!
青少年に推奨すべき項目に関するレビューの紹介。「CRAFFT+N(薬物使用)」「LGBT+」などの紹介。
相手の出方を伺い対策を練る!SSHADESS(シャッズ)モデルの紹介。指導医より、1回で言うことを1つまでにする(あまり話好きない、温度差を意識して診療をする)というパールがあり、まずはラポール形成を作ることを目標に継続させることが大事!
実践での具体的な方法の伝授です!「これはどの患者さんにもお願いしていることなのですが、 自分の健康に対して自分で考えをもつ年代なので、あなたの 息子/娘さんに個別でお話する時間を作ってもいいですか?」と言うキラーワードも教えてもらいました✨
★まとめ:「思春期診療は難しい、けど面白い!」を痛感しまくる1時間でした!
SPartの若手勉強会は
毎月第1木曜日 20時開始
内容 ■専攻医&研修医の振り返り ■ベテラン&若手指導医のレクチャー ゆるーく、継続性のある会にしていきたいと
思っていますので、ぜひ埼玉にゆかりのあるベテランの先生方、研修医の先生、学生さんの参加をお待ちしています!
次回は2023年3月2日 午後20時から
内容は、「離島医療の現実 from 石垣島」を予定しています。離島医療に興味のある方必見です。
発表者は総合診療内科専門医1期生、元さいたま市民医療センター/現八重山病院の板垣 健介先生です。
ぜひご参加ください!!
文責:さいたま市民医療センター/ハーモニークリニック 豊口将