皆様初めまして、豊口です。
前半は、私豊口の「第11回日本プライマリ・ケア連合学会関東甲信越ブロック地方会」で発表する「SPart」の活動報告と、後半は『専攻医が中心となって進行する勉強会』の今年度ラスト:第3弾でした。
SPartは埼玉県内のプライマリ・ケアに関わる医師・メディカルスタッフ有志が結成した『教育グループ』です。 埼玉県内の家庭医療/総合診療プログラム、所属を超えて、専攻医、指導医と一緒に学ぶ居場所を作りました。 2020年度からは埼玉プライマリ・ケア連合研究会(JPCA埼玉支部)から公認され活動をしています。 こちらのブログではSPartの活動をゆるく少しづつ発信していきます。
皆様初めまして、豊口です。
【開催報告】SPart 若手勉強会「医療倫理・困難事例の対応」 2022.8.4
皆様こんにちは。今回のブログ担当の流行病の影響で、開催から日がたってしまいすみません。。。
(コロナは想像以上につらかったです・・・。)
今回は 指導医2人、専門医2人、専攻医3人、学生2人 の9人でした!
じわじわと引き継ぎの空気を感じつつ、専攻医としては緊張感も!?
そんな今回は、いよいよ専攻医2年目の豊口先生(さいたま市民医療センター)から「医療倫理・困難事例の対応」についてレクチャーしていただきました!
★ポートフォリオエントリー★
18b.倫理的に困難な意思決定を伴う事例のケア
20b.人生の最終段階におけるケア
豊口先生が経験された倫理的に困難な症例をベースに検討していきました。ボリューム盛りだくさんなのでエッセンスだけでもおさらいです!
①「倫理の4分割表」を使ってみよう!
学びを促す『ファシリテーション』と『ビデオレビュー』を体験しよう!
r 開催日時 2022年9月4日(日) 13:00~17:20 (開場・受付 12:30~)
r 会場 オンライン開催
r 参加対象 埼玉県在住、在勤の総合診療研修プログラム専攻医、特任指導医
埼玉県在勤の医師、メディカルスタッフ
医学生
その他 埼玉県外の医師(主に総合診療専門医研修に関わる医師、特任指導医 等)
r 参加費 無料
Mail:saitamasgfam@gmail.com SPart事務局 芦野
皆様こんにちは!先月のプライマリケア連合学会の総会は、久々の現地の開催もあって、大盛り上がりでしたね!8月末までオンデマンドがみれますので、まだ登録されていない方は是非!
今回は 指導医3人、専門医3人、専攻医2人、初期研修医2人、学生2人 の9人でした!
今回はポートフォリオの卵の提出はなく、今永先生(湊クリニック)からEBMについてアツく語っていただきました!
皆様、診療で「これ本当にこの治療方針でいいのかなあ?」と疑問に思う事ありませんか?
例えば、心不全の患者さんに塩分制限することは患者さんのQOLを著しく下げます。QOLを著しくさげてまで、その栄養療法をする事が本人にとって望ましい事なのでしょうか?
実は、塩分制限の推奨度はクラス2aで、推奨されていなくはないですが....そんなときに文献を調べて勉強したことをポートフォリオにしてみましょう!
PICOやPECOに落としこむと,,,, P 心不全患者 に I 塩分制限する C しない とした場合、O 死亡率、等 はどうなるか? といったところですね。
上記PICOで調べてみると、いくつかの論文(メタアナリシスが良いようですね!)が見つかり、.....むしろ予後が悪くなるというメタ解析結果の論文もあったようですね!
そうすると、多すぎる塩分(1日15gとか)はまずいですが、それほどでもなければ普通に食べて暮らしてもいいのではないでしょうか?というのも大いに方針になりえますよね?!
エビデンスに基づいた医療(Evidence based medicine EBM)の実践は、科学者としての考え方や患者の希望、実際のエビデンスを組み合わせてなされる事が望ましいとされ、その枠組みを表したのがこちらの図です!
よろしければこちもご参照ください!
指導医 2 人・専門医2人・専攻医 4 人・研修医1人・学生3人
今回も多数のご参加をいただきました、ありがとうございます!!
前半では専攻医1年目の金田先生と2年目の水流(つる)先生からポートフォリオの卵を出していただきました。方向性が定まりつつある時にもし発言力の高い家族が急に違う方針を言い出してきたときの対応や、緩和ケアで患者の想いや家族との関係性についての話があがったりして、今夜も盛り上がりました!
後半のコアレクチャーでは、秩父市立病院の加藤寿先生から「ポートフォリオの書き方」を扱っていただきました!
Miller のDoes, Shows, Knows How, KnowsのピラミッドとKolbの学習サイクル(省察的実践家:省察、概念化、施行、経験)の話を出しながら、学習とはどうあるべきかという話をしていただき、ポートフォリオの意義についてご解説いただきました!
ポートフォリオは、「私」が主人公で、どの場面で何を考え何を感じたかを記載するという意味で、客観的は事実を書いていく内科的なレポートと違って、自身で経験しないとかけないものと考えられます。
しかし、その一方で、感想文にならないように注意が必要です。art と scienceをうまくバランスを取る事が大事ですね!
いろいろ難しそうだけどまずは書いてみる事(言葉だけでなく、文章で表現してみる事で見えてきます!卵の形でも大丈夫です!)、書きながら上司と相談してみる事が重要であることが、大事です!
ルーブリックとは、ポートフォリオの評価基準ですが、エントリーによっては時間がかかる事もあるので、繰り返しになりますが、上司に相談してください!
【開催報告】SPart 若手勉強会 「多職種連携」 2022.5.12
指導医6人・専攻医4人・学生1人 13名の参加でした!
①症例の振り返り
専攻医2年目の先生2人から、2つのグループに分かれてそれぞれ症例を提示してもらいました。COVID-19の症例と意思決定者がいない患者の看取りの症例でした。COVID-19の症例は非常に難しい症例でしたが、専攻医の先生がしっかり患者さん、家族と向き合っている様子が伝わりました。PFとしては家族志向ケアやプロフェッショナリズムなど、多方面での学びがありそうな症例で、「その視点は考えていなかったです!」と新たな気づきも得られた振り返りになったようです。後者の症例では臨床倫理の4分割法で症例をまとめてくれたことで倫理的な判断が困難な症例に対するアプローチがしっかりできている印象でした。そんな中後見人制度の話を指導医の先生から解説いただき、非常に勉強になりました!
②コアレクチャー 狭山厚生病院 田中政任先生「多職種連携」
田中院長先生から多職種連携のお話をいただきました!
新家庭医療専門医のルーブリックを参照しながらそれぞれ解説してもらいました。
【開催報告】SPart 若手勉強会 「オリエンテーション」 2022.4.7
指導医3人・専門医2人・専攻医9人・研修医4人・学生3人
今回はなんと20名を超えるご参加をいただきました、ありがとうございます!!
まず漢字1文字「 」で自分を表現していただき、アイスブレインキングしました!自分の名前、性格、目標等が入って皆さんの事を知っていただくいい機会となりました。
コアレクチャー:今回は、さいたま市民医療センターの石川輝先生より、オリエンテーションをいただきました!若手SPart・SPartの設立や、活動状況、プライマリケア・家庭医療・総合診療について語っていただきました!
【開催報告】第5回SPart勉強会(オンライン) 2022.3.6
日時:2022年3月6日(日) 13:30-17:00 オンライン開催
参加者:29名(専攻医3名、初期研修医5名、学生2名を含む)