2022年12月3日土曜日

【開催報告】SPart 若手勉強会「慢性疾患ケアモデル」 2022.12.01

皆様初めまして、豊口です。

参加者は、指導医3人、専攻医3人、研修医2人、学生2人 の10人です。
前半は、私豊口の「第11回日本プライマリ・ケア連合学会関東甲信越ブロック地方会」で発表する「SPart」の活動報告と、後半は『専攻医が中心となって進行する勉強会』の今年度ラスト:第3弾でした。
総合診療内科専攻医2年目の水流佐方里先生(埼玉医科大学病院/丸木記念福祉メディカルセンター)から「慢性疾患ケアモデル」についてレクチャーしていただきました!

<前半>

立ち上げの経緯を発表するにあたって知りました!県単位でこんな活動をやっている団体は埼玉だけ!?
構成メンバーに開業医の先生方も多くいらっしゃるというのもすごい特殊ケースでうちの魅力です!!


発足して3年が経ちこんなテーマで話し合うことをしてみたら、それぞれの立場から良い意見が爆発です!
立ち上げメンバーをはじめ多方面から「作ってよかった、存在してくれてよかった」と声が上がり涙ポロリです。。。


今後の展望は山ほどありますが、次年度の研修医がSPart参加者から出るなど兆しが見えはじめています!今後の継続性という意味でもとても大事な側面であり、頑張らなきゃと気を引き締める思いでやっています!

<後半>

今回のエントリーはこの2つです!提示してもらうと専攻医にとってわかりやすいですね、さすがです!


今回提示していただいた症例は地域包括ケア病棟で勤務していた時のことのようで、地域包括ケア病棟についてわかりやすく説明してもらいました!全国で2424病院、184813病床にものぼるようで知ってないとまずいと思わされましたね!


どこから手をつけたらうまくいくだろうと困ると思いますが、6つのコンポーネントに沿ってやるとシンプルになります!症例を提示しそれぞれの介入がどこに当てはまるのか、詳しく具体的に教えてもらいました!


慢性期ケアにおける家庭医の役割は多岐にわたります!そしてそれぞれとても専門性があります。システマティックな考えもでき、かつ個別化して症例ごとに考えることができる家庭医はやはり素晴らしいものですね!!

<まとめ>
最後の振り返りセッションでは、水流先生のポートフォリオ作成相談がありました。指導医の先生方から、水流先生が良いことしたことが伝わるので、このまま作って良いんじゃない?と推進力のある温かい言葉が飛び交い、和やかな雰囲気の中で会を終えられましたね。

SPartの若手勉強会は

毎月第1木曜日 20時開始

内容 ■専攻医&研修医の振り返り ■ベテラン&若手指導医のレクチャー ゆるーく、継続性のある会にしていきたいと
思っていますので、ぜひ埼玉にゆかりのあるベテランの先生方、研修医の先生、学生さんの参加をお待ちしています!


次回は2023年2月2日 午後20時から

内容は、「19a. セクシャルヘルス/性を考慮したケア、19b. 思春期のケア」を予定しています。
発表者は石川輝先生です。新家庭医療から新しく加わった項目になります!ぜひご参加ください!!

文責:さいたま市民医療センター/ハーモニークリニック 豊口将










2022年10月7日金曜日

【開催報告】SPart 若手勉強会「医療者自身のケア」 2022.10.06

 

皆様こんにちは。今回初めてブログを担当する水流です!
乱筆乱文ご容赦くださいm(_ _)m

参加者は 指導医1人、専門医2人、専攻医4人、研修医1人、学生1人 の9人でした!

そんな今回は『専攻医が中心となって進行する勉強会』の第2弾でした。
専攻医2年目の瀧井先生(埼玉協同病院/川口診療所)から「医療者自身のケア」についてレクチャーしていただきました!


★ポートフォリオエントリー★

16.医療者自身のケア(新・家庭医専門医)

6) 公益に資する職業規範(総合診療専門医)


瀧井先生自身のご経験を通して医療者自身のケアの重要性やバーンアウトについてお話ししていただきました!



「燃え尽き症候群」は誰もが一度は耳にしたことがあると思います。

感情労働とは、サービスなどを提供する際に笑顔や明るい声など決まった感情表現を作り出すことが
業務の一部として当然のように課されている仕事のことで、医療や福祉もこれに該当します。
医師の見習いの立場である医学生や研修医は特にバーンアウトに陥る割合が高いことがわかっています。



ミニブレイクタイムとして、参加者それぞれでバーンアウト尺度をつけました。
情緒的消耗感、脱人格化、個人的達成感の3項目のうちバーンアウトのリスクを高めている
原因を知ることが出来ます。

                   

                    バーンアウトに陥る仕組みについてわかりやすい図解に示されています
            大きく分けると環境要因、個人要因に分けられ、2つの要因が相互に作用することで
  ストレスが蓄積され長期化するとバーンアウトに至ります。



心身の疲労を回復し、元の環境へ復帰するにはやはりそれなりの時間を要することがわかります
瀧井先生はその回復過程を客観視し、見事ご自身の成長に繋げられていたことがとても印象的でした!


バーンアウトしないために


個人要因としてはストレスを上手に発散する方法を身に付けることが大事だと感じました。
また、組織としてウェルネス文化を保つためには業務の効率化や働き方改革などの制度により
仕事の負荷自体を減らせるような環境づくりが大切だと学びました!



学生、研修医、専攻医のそれぞれの立場から自分たちの経験や考えを共有しました。
  対人関係のトラブルや職場での不都合により不快感情を抱いた経験談からは共感できる部分が多く
悩んでいたのは自分だけじゃなかったんだと気づけてなんだかとても安心しました!


      また、バーンアウト率が高い診療科として家庭医療が第4位という文献があることに触れ
          SPartは、孤立しやすい家庭医専攻医にとって貴重な情報共有の場となっており
 その重要性を再認識することができた会となりました!(*´▽`*)

                SPartの若手勉強会は

毎月第1木曜日 20時開始

内容 ■専攻医&研修医の振り返り ■ベテラン&若手指導医のレクチャー ゆるーく、継続性のある会にしていきたいと
思っていますので、ぜひ埼玉にゆかりのあるベテランの先生方、研修医の先生、学生さんの参加をお待ちしています!


次回は2022年11月10日 午後20時から

内容は、「SDHについて」を予定しています。
SDHって何だろう?(´・ω・)と思われた方、
家庭医療、総合診療を学ぶ上でkeyとなる考え方を学べる機会になりますので
ぜひご参加ください!!

文責:埼玉医科大学病院/丸木記念福祉メディカルセンター 水流佐方里



2022年8月17日水曜日

 【開催報告】SPart 若手勉強会医療倫理・困難事例の対応 2022.8.4

皆様こんにちは。今回のブログ担当の流行病の影響で、開催から日がたってしまいすみません。。。

(コロナは想像以上につらかったです・・・。)

今回は 指導医2人、専門医2人、専攻医3人、学生2人 の9人でした!

じわじわと引き継ぎの空気を感じつつ、専攻医としては緊張感も!?

そんな今回は、いよいよ専攻医2年目の豊口先生(さいたま市民医療センター)から「医療倫理・困難事例の対応」についてレクチャーしていただきました!


★ポートフォリオエントリー★

18b.倫理的に困難な意思決定を伴う事例のケア

20b.人生の最終段階におけるケア


豊口先生が経験された倫理的に困難な症例をベースに検討していきました。ボリューム盛りだくさんなのでエッセンスだけでもおさらいです!

①「倫理の4分割表」を使ってみよう!


臨床倫理の4分割表ってなんだかとっつきにくいように感じますよね。
これなら理解しやすい!多職種カンファレンスでも使いやすい!
症例にひとつひとつ当てはめて検討していきました。
また、多職種カンファレンスでは、倫理的に妥当かどうか検討する「倫理分析」も重要でした。


このような多職種カンファレンスにおける、医師の大きな役割とは?
②「予後推定」を行う・共有すること



このようにillness trajectoryを用いることで、患者・家族と医療者とのいわゆる「終末期」イメージのギャップを埋めることに役立てられるメリットがある。(しかし、患者家族にとってはショッキングに受け取られる可能性もあり
、使い方には配慮が必要かもしれないとの意見も。)


レクチャーを踏まえて、参加者同士でディスカッションや自分たちの経験について共有しました。
臨床で日々出会う倫理的に困難な事例は、それぞれでの難しさを抱えています。
自己決定が困難な場合の、意思決定支援はどのようにするのか。セッティングによっても判断は異なってくるだろうし、家族の認識と医療者との意見がもしかしたら衝突してしまうこともあるかもしれない。
「正解」はないながらも、患者・家族と医療者との双方向のコミュニケーションが大切であり、多職種間でも繰り返し討論していくこと、そんな中でも医師としての責務を果たすことも重要であると学びました。
非常に盛り上がったディスカッションでしたね!

SPartの若手勉強会は

毎月第1木曜日 20時開始

内容 ■専攻医&研修医の振り返り ■ベテラン&若手指導医のレクチャー ゆるーく、継続性のある会にしていきたいと思っていますので、ぜひ埼玉にゆかりのあるベテランの先生方、研修医の先生、学生さんの参加をお待ちしています!


次回は2022年9月1日 午後20時から

内容は、上半期振り返りを予定しています。

また、
9月4日はSPart全体企画
を予定しています。ビデオレビューについてレクチャーいただく予定です。
詳細は下記をご覧ください。
https://saitamaspart.blogspot.com/2022/07/6spart.html


文責:埼玉協同病院/川口診療所 瀧井未来










2022年7月18日月曜日

【オンライン開催】第6回SPart埼玉勉強会 開催ご案内

 


-オンライン開催-

今年度も開催します! SPart埼玉勉強会

今回のテーマは『ファシリテーション』と『ビデオレビュー』
毎月第1木曜日に開催している、”SPart若手勉強会”のメンバーからの要望で決まりました。

埼玉県内の専攻医はじめ、医学生・初期研修医、そして指導医の皆さんの参加をお待ちしています。

今回もオンライン開催ではありますが、多くの皆さんのご参加お待ちしています!

参加登録はこちらから  参加申込フォーム


開催要項

学びを促す『ファシリテーション』と『ビデオレビュー』を体験しよう!

r  開催日時  202294日(日) 13:0017:20  (開場・受付 12:30~)


r  会場     オンライン開催

r  参加対象  埼玉県在住、在勤の総合診療研修プログラム専攻医、特任指導医

       埼玉県在勤の医師、メディカルスタッフ

       医学生

      その他 埼玉県外の医師(主に総合診療専門医研修に関わる医師、特任指導医 等)

r  参加費  無料


【事務局:お問合せ・お申込みはこちらまでメールでお願いします】  

   Mail:saitamasgfam@gmail.com      SPart事務局 芦野








2022年7月9日土曜日

【開催報告】SPart 若手勉強会 「EBM」 2022.7.7 

皆様こんにちは!先月のプライマリケア連合学会の総会は、久々の現地の開催もあって、大盛り上がりでしたね!8月末までオンデマンドがみれますので、まだ登録されていない方は是非!

https://jpca2022.org/

今回は 指導医3人、専門医3人、専攻医2人、初期研修医2人、学生2人 の9人でした!

今回はポートフォリオの卵の提出はなく、今永先生(湊クリニック)からEBMについてアツく語っていただきました!

皆様、診療で「これ本当にこの治療方針でいいのかなあ?」と疑問に思う事ありませんか?

例えば、心不全の患者さんに塩分制限することは患者さんのQOLを著しく下げます。QOLを著しくさげてまで、その栄養療法をする事が本人にとって望ましい事なのでしょうか?

実は、塩分制限の推奨度はクラス2aで、推奨されていなくはないですが....そんなときに文献を調べて勉強したことをポートフォリオにしてみましょう!


PICOやPECOに落としこむと,,,, P 心不全患者 に I 塩分制限する C しない とした場合、O 死亡率、等 はどうなるか? といったところですね。

上記PICOで調べてみると、いくつかの論文(メタアナリシスが良いようですね!)が見つかり、.....むしろ予後が悪くなるというメタ解析結果の論文もあったようですね!

そうすると、多すぎる塩分(1日15gとか)はまずいですが、それほどでもなければ普通に食べて暮らしてもいいのではないでしょうか?というのも大いに方針になりえますよね?!

エビデンスに基づいた医療(Evidence based medicine EBM)の実践は、科学者としての考え方や患者の希望、実際のエビデンスを組み合わせてなされる事が望ましいとされ、その枠組みを表したのがこちらの図です!


よろしければこちもご参照ください!



本日も盛りだくさんの内容でした!皆様お疲れ様でした!


SPartの若手勉強会は

毎月第1木曜日 20時開始

内容 ■専攻医&研修医の振り返り ■ベテラン&若手指導医のレクチャー ゆるーく、継続性のある会にしていきたいと思っていますので、ぜひ埼玉にゆかりのあるベテランの先生方、研修医の先生、学生さんの参加をお待ちしています!

次回は2022年8月4日(木)の予定です!

次回はさいたま市民医療センターから豊口先生からお話いただきます!
ついに専攻医の先生からのお話になります!楽しみです!!
お時間がゆるせば是非ともご参加の程お待ちしております!

2022年6月2日木曜日

【開催報告】SPart 若手勉強会 「ポートフォリオの書き方」 2022.6.2 

指導医 2 人・専門医2人・専攻医 4 人・研修医1人・学生3人

今回も多数のご参加をいただきました、ありがとうございます!!

前半では専攻医1年目の金田先生と2年目の水流(つる)先生からポートフォリオの卵を出していただきました。方向性が定まりつつある時にもし発言力の高い家族が急に違う方針を言い出してきたときの対応や、緩和ケアで患者の想いや家族との関係性についての話があがったりして、今夜も盛り上がりました!

後半のコアレクチャーでは、秩父市立病院の加藤寿先生から「ポートフォリオの書き方」を扱っていただきました!

Miller のDoes, Shows, Knows How, KnowsのピラミッドとKolbの学習サイクル(省察的実践家:省察、概念化、施行、経験)の話を出しながら、学習とはどうあるべきかという話をしていただき、ポートフォリオの意義についてご解説いただきました!

ポートフォリオは、「私」が主人公で、どの場面で何を考え何を感じたかを記載するという意味で、客観的は事実を書いていく内科的なレポートと違って、自身で経験しないとかけないものと考えられます。

 

しかし、その一方で、感想文にならないように注意が必要です。art と scienceをうまくバランスを取る事が大事ですね!

いろいろ難しそうだけどまずは書いてみる事(言葉だけでなく、文章で表現してみる事で見えてきます!卵の形でも大丈夫です!)、書きながら上司と相談してみる事が重要であることが、大事です!


   

ルーブリックとは、ポートフォリオの評価基準ですが、エントリーによっては時間がかかる事もあるので、繰り返しになりますが、上司に相談してください!

本日も盛りだくさんの内容でした!皆様お疲れ様でした!

SPartの若手勉強会は

毎月第1木曜日 20時開始

内容 ■専攻医&研修医の振り返り ■ベテラン&若手指導医のレクチャー ゆるーく、継続性のある会にしていきたいと思っていますので、ぜひ埼玉にゆかりのあるベテランの先生方、研修医の先生、学生さんの参加をお待ちしています!

次回は2022年7月7日(木)の予定です!

次回は湊クリニックの今永先生からEBMについてお話いただきます!
お時間がゆるせば是非ともご参加の程お待ちしております!

2022年5月14日土曜日

【開催報告】SPart 若手勉強会 「多職種連携」 2022.5.12

 【開催報告】SPart 若手勉強会 「多職種連携」 2022.5.12

指導医6人・専攻医4人・学生1人  13名の参加でした!

①症例の振り返り

専攻医2年目の先生2人から、2つのグループに分かれてそれぞれ症例を提示してもらいました。COVID-19の症例と意思決定者がいない患者の看取りの症例でした。COVID-19の症例は非常に難しい症例でしたが、専攻医の先生がしっかり患者さん、家族と向き合っている様子が伝わりました。PFとしては家族志向ケアやプロフェッショナリズムなど、多方面での学びがありそうな症例で、「その視点は考えていなかったです!」と新たな気づきも得られた振り返りになったようです。後者の症例では臨床倫理の4分割法で症例をまとめてくれたことで倫理的な判断が困難な症例に対するアプローチがしっかりできている印象でした。そんな中後見人制度の話を指導医の先生から解説いただき、非常に勉強になりました!

②コアレクチャー 狭山厚生病院 田中政任先生「多職種連携」

田中院長先生から多職種連携のお話をいただきました!

新家庭医療専門医のルーブリックを参照しながらそれぞれ解説してもらいました。

多職種連携と言ってもまずは医療/福祉/介護の違いを認識することが大事です。ケアマネージャーの資格を持っている田中先生ならでは視点で介護や福祉の制度の話も絡めながらお話いただきました!


多職種とのチームビルディングに関わるタックマンモデルの話や、多職種連携のまさに根幹とも言えるIPWの構成のお話など盛り沢山でしたが個人的には多職種連携とコンフリクト(衝突)の話が一番面白かったです!やはりどうしても連携する以前の問題として、職種やそれぞれ個人の性格は違いますから、意見の違いやコミュニケーションの問題が出てくることは必然です。そのコンフリクトマネージメントの教材として「12人の怒れる男」という映画を紹介していただきました。たった1人違う意見を提示した陪審員がどのように話を展開してコンフリクトを解消していくのか、、これは深掘りする価値がありそうですね、、!!

またperspnality typeの話が最後に出てきました。皆さんは自分がどこに当てはまるでしょうか??個人的には多職種連携やチーム形成に関しては色々なタイプの人がいる方がうまくいく気がしていますが、その分それぞれの理解がなければコンフリクトが生じてしまいます。
多職種連携コンピテンシーにある、メンバーの尊重と相互理解が重要ですね!!


SPartの若手勉強会は

毎月第1木曜日 20時開始

内容 ■専攻医&研修医の振り返り ■ベテラン&若手指導医のレクチャー ゆるーく、継続性のある会にしていきたいと思っていますので、ぜひ埼玉にゆかりのあるベテランの先生方、研修医の先生、学生さんの参加をお待ちしています!


次回は2022年6月2日 午後20時から

秩父市立病院指導医の加藤先生よりポートフォリオの書き方/生涯学習についてコアレクチャーがありますので、特に専攻医の皆さんは必聴ですね^^また来月もよろしくお願いします!

文責:さいたま市民医療センター 石川輝

2022年4月7日木曜日

【開催報告】SPart 若手勉強会 「オリエンテーション」 2022.4.7 

指導医3人・専門医2人・専攻医9人・研修医4人・学生3人

今回はなんと20名を超えるご参加をいただきました、ありがとうございます!!


まず漢字1文字「 」で自分を表現していただき、アイスブレインキングしました!自分の名前、性格、目標等が入って皆さんの事を知っていただくいい機会となりました。

コアレクチャー:今回は、さいたま市民医療センターの石川輝先生より、オリエンテーションをいただきました!若手SPart・SPartの設立や、活動状況、プライマリケア・家庭医療・総合診療について語っていただきました!

 

後半はグループに分かれ、なりたい医師像について語っていただきました!
家庭医療・総合診療で具体的にやりたい診療について言及してくれた先生もいれば、
ライフワークやwell-beingについて言及してくれた先生もいました!
語り合いの結果をグループごとに付箋で以下にまとめました!

グループ1 ↓

グループ2 ↓

グループ3 ↓

盛りだくさんの内容でした!皆様お疲れ様でした!

SPartの若手勉強会は

毎月第1木曜日 20時開始

内容 ■専攻医&研修医の振り返り ■ベテラン&若手指導医のレクチャー ゆるーく、継続性のある会にしていきたいと思っていますので、ぜひ埼玉にゆかりのあるベテランの先生方、研修医の先生、学生さんの参加をお待ちしています!

.....ですが、次回はゴールデンウィークになるため、
2022年5月5日(木)ではなく、
12日(木)午後8時から になります!

次回は僭越ながら小生(狭山厚生病院 田中)が多職種連携のお話させていただこうと思います!お時間がゆるせば是非ともご参加の程お待ちしております。


2022年3月6日日曜日

 【開催報告】第5回SPart勉強会(オンライン) 2022.3.6

テーマ:「診断学」と「地域医療」

〜総合診療の幅広い魅力を体験しよう!〜

日時:2022年3月6日(日) 13:30-17:00 オンライン開催

参加者:29名(専攻医3名、初期研修医5名、学生2名を含む)

【スタッフ:SPartコアメンバー】
・石川 輝 さいたま市民医療センター(さいたま市)
・今永 光彦 奏診療所(蓮田市)
・大塚 貴博 あけとクリニック(熊谷市)
・加藤 寿  秩父市立病院(秩父市)
・高橋 毅  ハーモニークリニック(さいたま市)
・田中 政任 狭山厚生病院(狭山市)

【内容】

1、診断学セッション さいたま市民医療センター 内科救急総合診療科

 このセッションはさいたま位市民医療センターの内科救急総合診療科の先生方にお願いしました。System1の9症例とSystem2の2症例を
提示いただきました。System1の直感的診断はクイズのようで良いトレーニングになり、System2の事例は診断後の経過がとても教育的であり、どちらも本当に勉強になる内容でした。ありがとうございました!



2、地域医療セッション 
 高橋 毅  ハーモニークリニック(さいたま市)
 今永 光彦 奏診療所(蓮田市)
 田中 政任 狭山厚生病院(狭山市)
 大塚 貴博 あけとクリニック(熊谷市)
 加藤 寿  秩父市立病院(秩父市)

このセッションでは、総合診療に興味のある学生や研修医・専攻医に向けて、埼玉県の各地域で地域医療を実践しているSPartコアメンバーの地域医療に対する熱い思いを語っていただきました。セッションの後半ではグループワークを行い、地域医療についてのディスカッションを行いました。各地域の特徴やそれぞれの先生方の地域医療に対する思いを聞くことができ、埼玉県でもこんな地域医療が実践されているということが若手の皆さんに伝えることができたと思います。
 


【全体を通して】
 今回は診断学と地域医療という、ある意味両極端なテーマを同時に扱うことで、総合診療の幅広さを実感していただけたのではないかと思います。全体的には専攻医を中心とした若手をターゲットにした内容だったと思いますが、診断学セッションに関しては、むしろ指導医からの評価が良かったように思います。
 個人的には、今年度のSPart代表を務めていた中で、自らのライフワークである地域医療のセッションができたことと、それに対して学生や研修医からとても良い反応が得られたのが、何よりも嬉しく思いました。また、今回は、さいたま市民医療センターの総合診療科の先生方とも繋がりができたことも大きな収穫でした。
今後もこのSPart勉強会が、埼玉県の総合診療、地域医療の繋がりができる会としての役割が担えればとても嬉しいです。


次回のSPart勉強会は2022年秋頃に行う予定です。
たくさんの方のご参加をお待ちしています!


文責 加藤寿