寒くなってきました。どうにかして暖かくしたい一心で沖縄より板垣先生に依頼しました。そして今回はじめての試みとして、総合診療専門研修の7つの資質・能力(コンピテシー)を取り扱うレクチャーを行なっております。神奈川→埼玉→兵庫→埼玉→沖縄と全国各地での診療経験を積んでいる板垣先生にしか話せない内容となっています。本日は途中参加を含め、初期研修医1名、後期専攻医5名、指導医4名、チャプレン1名(最後に改めて述べます!)の合計10名の方々に参加いただきました!以下、抜粋です。
★エントリー
(総合診療・家庭医療専攻医)7. 多様な診療の場に対応する能力(コンピテシー)
★概要
あまりに抽象的すぎて何が達成されたら目標に到達できるのか疑問でした。また、みなさん「コンピテシー」という言葉の意味は知っていますか?
医師のコンピテシーは、「知識、技能、価値観、態度などの複数の要素を統合した、医療専門家の観察可能な能力」、「患者個人と社会の利益のために、日々の実践において、コミュニケーション、知識、技術、臨床推論、情緒、価値観、振り返りを習慣的かつ思慮深く用いること」、つまり医師としての行動特性を指します。具体的な行動そのものに着目するのではなく、行動の基となる価値観や思考・性格などの要素を重要視する点が特徴です。
知識・スキル・コンピテシーの違いについて気管挿管を例に考えるとわかりやすいですね。
AIに聞いてみたシリーズ。多様な診療の場に対応する能力=多岐にわたる患者のニーズにこたえ、包括的で効果的な医療を提供するために必要な能力。画像にするとこうなるようです(イケメン・可愛いなど素晴らしい感想が飛び交いました)。
総合診療に進む人は必ず言われた?であろう言葉の数々には、この理由があったのかもしれません。中小規模の医療機関で研修をするのは、日本特有の事情かもしれませんね。
「多様な診療の場での診療の場に対応する能力」をコアと考え、どのような場にあっても残り6つのコンピテンシーを場のコンテキストにあわせて発揮することができる、他の6つのコンピテンシーが統合されて「多様な診療の場での診療の場に対応する能力」というコンピテンシーが成り立つのだと思います。 by 板垣健介(図・言葉ともに秀逸すぎて転載しています)
★まとめ
その環境と人々が医師のコンピテンシーをつくり、その医師のコンピテンシーがその環境と人々を豊かにする by 板垣健介(秀逸すぎて再び転載しています)
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今年度もお世話になりました。来年度の予告ですが、最初からスパート(SPart)します!
昨年度大好評であった「関野チャプレン」に新年のご挨拶をいただきます!そもそもチャプレンって方はhttps://saitamaspart.blogspot.com/2023/02/2023.html をご覧ください。
★次回予告