参加者は、指導医1人、専門医4人、専攻医1人 初期研修医1人、学生2人の9人でした。
今回はレクチャー2本立てでした!
SPartは埼玉県内のプライマリ・ケアに関わる医師・メディカルスタッフ有志が結成した『教育グループ』です。 埼玉県内の家庭医療/総合診療プログラム、所属を超えて、専攻医、指導医と一緒に学ぶ居場所を作りました。 2020年度からは埼玉プライマリ・ケア連合研究会(JPCA埼玉支部)から公認され活動をしています。 こちらのブログではSPartの活動をゆるく少しづつ発信していきます。
参加者は、指導医1人、専門医4人、専攻医1人 初期研修医1人、学生2人の9人でした。
今回はレクチャー2本立てでした!
参加者は、指導医3人、専門医2人、専攻医2人 初期研修医3人、学生2人の12人でした。
日時:2021年9月29日(水) 19:30-21:00 オンライン開催
参加者:14名(指導医3名、専門医2名、専攻医1名、初期研修医1名、学生6名、事務局1名)
この度SPartのメンバーと埼玉医大の学生さんとのコラボ企画!
「みんなが描く総合診療」というテーマで座談会を行いました。
Google jam boardを用いて2グループに分かれて自由に総合診療周辺の疑問などをみんなでざっくばらんにディスカッションしました。
グループ石川は①総合診療医のイメージ②総合診療医になって変わったこと③家庭医療学を学ぶことで答えを見つけられるのか?④診療で感情的に深入りしてしまうことはないか?どのように感情をコントロールしているか?などなど話し合いました。学生さんから積極的に色々な質問、意見が聞けてこちらも勉強になりました。少しでも総合診療に興味を持ってもらえると嬉しいです。
グループ田中はテーマを絞らず色々な話題でディスカッションしていますね!「コミュ症の人は総合診療にいないの?」「専門医に送ることでやるせないと思うことは?」など普段授業では聞けないような内容まで踏み込んだ話題が多い印象です。むしろこういうところでいわゆる「ぶっちゃけ話」が聞けるのは楽しいと思います笑
【開催報告】第4回SPart勉強会(オンライン) 2021.9.5
日時:2021年9月5日(日) 14:00-17:00 オンライン開催
参加者:25名(指導医15名、専門医3名、専攻医4名、初期研修医2名、事務局1名)
今回の参加人数は18名で指導医3名 専門医3名 専攻医4名 研修医5名 学生3名でした。
【開催報告】SPart若手勉強会 2021.7.1
今回の参加人数は13名(うち専攻医6名、研修医2名、学生1名)でした。
振り返り
事例提供者:専攻医1年目
事例:80歳代 女性
COVID -19で夜間に転院搬送となった事例。最初はちょっとモヤっとしたが、上級医が背景情報をうまく引き出すことで、陰性感情をうまく対処できた。家族に病状説明、治療方針の意思決定支援をする際に、客観的データを提示しながら、背景情報にも考慮して説明することが重要と認識したとの振り返りでした。
実際には高齢者のCOVID -19治療なので、どこまで治療すべきか、医師の采配で治療の上限を設定するかどうか、とても難しい問題だなと感じました。
事例提供者:専攻医3年目
事例:70歳代 男性
人口5万人の離島での事例。病院嫌いの患者。転倒、肺炎での入院から進行性核上性麻痺を疑っている。島内の神経内科受診に2ヶ月かかる、嚥下障害で普通食が食べられない。KPの妻は認知症あり。本島に娘2人住んでいるが、本人、家族(妻、娘)の意向が全てバラバラ。さて、どうする?
最終的には終末期の意思決定支援につながる事例でした。離島という限られた医療資源の中で、どのようにマネジメントしていくかはとても難しい事例でしたが、活発な意見交換が行われました。個人的には、埼玉県の勉強会で離島の事例の検討ができるなんて、なんて贅沢なんだと思いました。
テーマ:家族志向のケア
講師:大塚貴博先生(あけとクリニック)
「家族志向のケア」の基本をわかりやすく教えていただきました。実践する際にキーとなるのが「家族図」「家族のライフサイクル」であり、ゴールとしては「患者家族の不安を減らすこと」「家族の自律性が回復すること」の2つです。
家族志向のケアのゴールが「家族の自律性が回復すること」というのはとても重要なことです。それぞれの家族の「自律性」は本当にいろいろなパターンがあると思います。我々医師は、知らず知らずのうちに自分の価値観、自分の家族の価値観、今までに経験した家族のパターンなどと照らし合わせて、目の前の家族の価値づけをしてしまいがちです。目の前の家族がどういう状況になれば、自律性を保てるのか。今回、レクチャーの冒頭で参加者に「あなたにとって家族とは?」という問いかけに、本当にさまざまな答えが出てきたように、家族の姿は一つとして同じものがないと肝に銘じておきたいものです。
今年度SPartの若手勉強会は毎月第1木曜日の20時30分から
内容
■専攻医&研修医の振り返り
■ベテラン&若手指導医のレクチャー
ゆるーく、継続性のある会にしていきたいと思っていますので、ぜひ埼玉にゆかりのあるベテランの先生方、研修医の先生、学生さんの参加をお待ちしています!
次回開催は8月5日(木)20:30〜
レクチャーテーマ「複雑困難事例」
乞うご期待!
今回はさいたま市民医療センター内科の石川がお送りします!
今年度SPartの若手会は毎月第1木曜日の21時から
■専攻医&研修医の振り返り
■ベテラン&若手指導医のレクチャー
の2本立てでお送りしていきます。オンラインでの勉強会、本当に便利です^^今回の参加人数は16名、専攻医8名、初期研修医3名でした。
家庭医療/総合診療専攻医の学びの場となるだけでなく、埼玉県内の横の繋がりができることで今後のキャリアプランを相談できたりするのがとっても楽しいです!持つべきは仲間ですね笑
ゆるーく、継続性のある会にしていきたいと思っていますのでぜひ埼玉にゆかりのあるベテランの先生方、研修医の先生、学生さんの参加をお待ちしています!
図1. |
レクチャー 今回は秩父市立病院の総合診療科、加藤寿先生に
「患者中心の医療の方法 PCCM」のレクチャーをしていただきました。医師であれば、図1. にあるような場面はどなたでも一度は経験したことがあるのではないでしょうか?そんな時、解決策の一つになるかもしれないのがこのPCCM(Patient Centered Clinical Method)なんですね。図2. にその全貌が書かれていますがブログにはその一部を紹介したいと思います。
図3. |
石川の個人的な感想
加藤先生の講義の中で一番印象に残ったのは、「健康」とはなんぞや?というお話です。1947年にWHO、世界保健機関が約70年以上も前に健康とは!って定義したわけなんですが、それ以降改訂はないんですね。
「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に
良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない」
みたいな日本語訳なのですが、
例えば肺がんのある方で身寄りがいない孤独な人は健康ではないのか?
完全に良好な状態じゃない人は健康じゃない??難しい問題です。
人それぞれ「生きがい」や「健康観」「価値観」は異なるもので
一概に病気の有無やその重症度で健康かどうかを判断するのは難しい、、
みなさんどう思いますか??という加藤先生の問いは考えさせられました。
次回は6月3日、関越病院の田中先生による「障害とリハビリテーション」のレクチャーです!
乞うご期待^^
文責:さいたま市民医療センター内科 石川輝